勉強法

記憶の定着も助ける!? 音読勉強法とはどのような勉強法?


世の中にはさまざまな勉強法がありますが、その中でも特に注目したいのが「音読勉強法」です。音読勉強法は特に暗記して単語などを覚える際に効果が高いため、試験勉強にぜひ取り入れたい勉強法だといえます。
ここでは、音読勉強法とはどのようなものなのか、その方法やポイントをご紹介します。

 

音読勉強法とはどのような勉強法?

一般的に「勉強をする」というと、テキストを読む、書いて覚える、リスニング式で覚える、などの方法がポピュラーですよね。
これらは「目で覚える」「手を動かして覚える」「耳から覚える」という、いわば単調な刺激による記憶法です。そのため長い時間続けていると飽きやすく、ただ見ているだけ、書いているだけ……という「作業」になりがち。

これらに対し「音読勉強法」は、目で文字を追いながら声に出して読むという方法です。目と耳、そして発声という3つの刺激によって記憶をおこなうことで、脳にたくさんの刺激を与えることができます。

脳は刺激が多いほど記憶容量がアップする性質があります。その効果は、音読しない場合の1.2~1.3倍にもなるのです。いつもの勉強前に音読をおこなうだけで、音読した内容を覚えやすくなったり、音読後の学習効果がアップしたりといった効果が得られるなら、試してみない手はありません。

音読勉強法の方法&ポイントは?

音読勉強法をおこなう際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

①いつもの勉強前に音読を15分やってみる

音読をすると脳が刺激され、どんどんやる気が湧いてきます。勉強に取り組む前に音読を15分程度おこなうと、その後の勉強に集中しやすくなるのです。いわば、運動前の準備体操のようなものと思ってよいでしょう。

音読をする内容は、資格勉強の重要単語や公式、条文など何でもかまいません。
覚えたいものを「音読リスト」に書いておき、繰り返し音読しやすいようにしておくと便利ですね。

②机以外でも音読しよう

音読は机でももちろんできますが、家のトイレやお風呂、外など、どんな場所でもできます。
このような場所で音読をおこなうと、視覚や嗅覚、触覚などが同時に刺激されるため、脳にとって良い刺激となるのです。
脳の働きが活発になれば、記憶の定着率が大幅にアップします。いつも同じ場所ではなく、色々な場所で音読をしてみましょう。

➂耳栓やイヤフォンを活用してみよう

音読をするときさらに記憶定着率を高めてくれるアイテムが、耳栓やイヤフォンです。耳をふさいで音読をすると、周りの雑音がカットされて自分の声だけに集中しやすくなります。
また、テキストや参考書を読むときは、文字を指でなぞりながら読む方法も効果的だといわれています。こうすると今どこを読んでいるのかが認識しやすくなるので、読み飛ばす確率が減るのです。

④すきま時間を活用しよう

音読勉強法はノートやペンがなくても手軽にできるのが魅力。音読メモやテキストなどがあれば、どこでもすぐに勉強ができます。通勤や退勤で外を歩いているときや、お風呂の時間、寝る前などの少しの時間でコツコツおこなうなど、すきまの時間を有効に活用して学びに変えましょう。

目と耳で覚えよう! 音読勉強法で暗記もバッチリ


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目・耳・発声で覚える音読勉強法は、記憶の定着率が良く、暗記にはピッタリの方法です。また、文字だけでは意味が分かりにくい文章も、声に出して読むことで理解しやすくなります。
勉強の準備体操として、さらには理解を深めるための方法として、ぜひ音読勉強法を試してみて下さい。

コラムの運営会社

東京法経学院

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