資格受験する以上合格を目指すのは当然ですが、合格のために重要なこととして挙げられるのが目標設定です。
目標設定は一見立てやすいようですが、よく考えた上で行なう必要があります。なぜならば適切な目標設定をしなければ、受験勉強半ばで挫折してしまう可能性があるからです。
逆に適切な目標の立て方を身につければ、それ以降の人生の目標設定でも役に立ちます。
ここでは資格勉強のための目標設定の仕方やコツをご紹介します。
始めから高すぎる目標は立てない
例えば勉強時間を一日2時間しか取れていない人が、受験合格のためということで、一気に4倍の8時間で設定したとします。
おそらく受験までの期間が長くなればなるほど、目標の8時間の勉強を持続するのは困難でしょう。なぜならば、受験勉強を始めた頃はやる気が高いので頑張ると思います。
しかし時間が経てば頑張りを継続するのは難しいうえに、高すぎる目標設定の場合、挫折する可能性が高いからです。
よって目標を設定するときは、まず現実的に可能な範囲で行なうのがコツになります。
上記の事例でしたら、いきなり勉強時間を4倍にするのは難しいと思うので、まずは30分勉強時間を延長、それに慣れてきたら1時間の延長、というように、徐々に勉強時間を取ることが最善の策でしょう。
「長期」と「短期」の目標をそれぞれ立てる
例えば「自転車に乗る」目標を掲げた場合。この目標は、言わば「長期の(最終)目標」になります。
そしてこの長期の目標を達成するために必要なのは、その途中で「短期の(具体的な)目標を達成すること」です。
この「自転車に乗る」という目標の場合だと、まず「三輪車もしくはペダルなしの二輪車で練習」するでしょう。
それらに乗れるようになったら、次に「自転車を誰かに支えて貰いながら走り」、最終的に「自転車に乗る」というのが、一般的な流れではないでしょうか。
つまりこの事例では「三輪車などでの練習」「誰かに支えて貰う」などの短期の目標をクリアしたので、最終目標の「自転車に乗る」が実現したわけです。
つまり短期の目標を一つずつクリアすることで、長期の目標は達成できます。
自分に自信が持てる目標を立てる
老若男女を問わず、誰でも「“できた”の積み重ね」がないと目標は達成できません。
つまり、今までできなかったことができるようになり自信がつくことで、目標は達成できるわけです。
例えば「気象予報士の資格を取る」目標を立てた場合、いきなり過去の問題を解こうとしても、あまりの難しさから受験勉強自体をとん挫する可能性が高いでしょう。
そこでまずは義務教育で学んだ天気図の見方や天気記号にまでさかのぼり、天気図が読めるようになることで「自信」をつけます。
そこから少しずつハードルを上げて過去問題を解くレベルまで上げるのです。
このような「“できた”という自信」の積み重ねが、最終目標達成に繋がっていきます。
当たり前のことですが目標は掲げるだけでは達成できません。
最終(長期の)目標に至るまでに、さらに短期の目標をいくつか設定することで始めて、目標達成に近づくことができます。
ただ途中の短期目標の設定のレベルを急に上げてしまうと、長期目標にたどり着くまでに挫折してしまう可能性が高いです。
つまり長期の目標に対し、短期の目標設定をできるところから始め、徐々にレベルを上げていくことが目標設定の最善の策なのです。
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