資格取得やスキルアップなど、大人になってから新たな目標を設定し学習を始める方が増えています。
しかし「学生時代に比べて記憶力の衰えを感じる」「忙しくなかなか勉強時間を捻出できない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
大人が効率的に勉強するためには、学生時代とは違った工夫が必要になります。
そこで今回は、社会人が実践したい効率的な勉強法をご紹介いたします。
集中力を持続させるための勉強法
「何時間も勉強すれば知識が多く身につく」と思われがちですが、集中力は何時間も続くわけではありません。
集中力が切れてダラダラしてしまうよりも、短時間で集中して勉強をしたほうが効率的に学習を進められますよ。
勉強時間を30分や1時間に設定し、アラームをセットして学習に集中しましょう。
朝30分から1時間早く起きて勉強をする習慣をつけるのも効果的です。
タイムリミットがあったほうが、人間の集中力はアップしやすくなるのです。
記憶を定着させるための勉強法
大人の脳は、覚えたことを翌日には70%忘れてしまうといわれます。
広い範囲を一度に学習するよりは、狭い範囲を何度も復習しながら進めていったほうが記憶が定着しやすくなるのです。
記憶を定着させるためにも、同じ箇所を根気よく何度も反復学習していきましょう。
反復的に学習をするうちに全体像が把握しやすくなり、深く理解できるようになっていきます。
学習内容の傾向をつかむための勉強法
初めて参考書を開いたときに、なにがなんだか分からず嫌になってしまうこともあることでしょう。
人間は初めて見るものに警戒心を抱き、既に知っているものに好感を持つ性質があります。
この性質に合わせ、参考書よりも先に過去問をチェックして傾向をつかむ学習法を取り入れてみましょう。
過去問を解いてみて分からない問題は先に解説を熟読し、ある程度傾向をつかみましょう。
こうすることで参考書の内容が理解でき、どこが重要度の高い範囲なのかが分かってきます。
スキマ時間を活用する勉強法
「仕事が忙しい」「家事育児と勉強が両立できない」という大人ならではの悩みを抱える方もいると思います。
しかし、限られた時間も積み重ねれば大きな時間になるものです。
暗記カードを作って移動時間に見たり、覚えたいことをまとめた貼り紙をキッチンに貼って家事をしながら朗読したりと、スキマ時間を有効活用しましょう。
また、スマホに読み上げアプリと資格試験に関する電子書籍を入れて設定をすれば、学習内容を自動で読み上げてくれます。
こうすれば電車移動や車移動のときに読み上げアプリの音声を聞いて覚えることができますよ。
勉強が上手く進まないときに年齢のせいにしてあきらめてしまうケースは少なくありません。
また、時間がなく勉強が続けられない方もいることでしょう。しかし、多忙な大人でも工夫をすれば勉強を続けていくことは十分可能です。
今回ご紹介した勉強法を参考にして、目標に向かって効率的に学習を進めてみてくださいね。
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