皆さんは、勉強に「仮眠」がとても重要なのをご存知でしょうか? 仮眠を取ると寝すぎたり、勉強の時間が無くなってしまったりするのでは? と思う方もいるかもしれませんが、実は仮眠を取ると勉強の効率がよくなる場合も多いのです。
ここでは、仮眠と勉強の関係について解説します。
目次
勉強に仮眠が重要なのはなぜ?
勉強をしているときの脳は、少しずつ疲れが溜まっていっている状態です。
疲労が溜まった脳は、リラックスしているときに比べると著しく処理能力がダウンします。そのため、暗記をしたり問題を解いたりといった工程で「どうしても覚えられない」「ミスが増えやすくなる」といったことが起こります。
こうした脳の疲労やストレスをリセットしてくれるのが「仮眠」です。脳の疲れが取れれば、記憶力や発想力、思考力のパフォーマンスも飛躍的に向上します。つまり、勉強効率がアップし、より多くの学習効果が得られるというわけです。
効果的な仮眠の取り方は?
仮眠の中でもとりわけ“脳の疲労回復効果”が高いのが、ごく短時間で仮眠を取る方法(パワーナップ)。これは15~20分ほどの短い仮眠を取ることで、起きたときの眠気やだるさを防ぐことができる方法です。
短時間で仮眠を取るには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。以下を参考にしつつ、普段の勉強タイムに取り入れてみて下さいね。
①仮眠時間は15~20分で切り上げる
短時間の仮眠はごく浅い眠りで、起きたあとの眠気が残りにくいのが特徴。寝ている間も効率的に脳の疲労回復がおこなえるため、頭がスッキリする効果があります。短時間で起きるには、寝る前にアラームをかけておきましょう。
また、ベッドやソファに横たわると、深い眠りについてしまい起きられなくなってしまいます。机やテーブルに突っ伏した状態で寝るなど、短時間で起きられるような工夫をしましょう。
②お腹がいっぱいのときに寝ない
満腹時に仮眠を取ると、食べ物の消化のためにエネルギーを使ってしまうので、脳の疲れがなかなか解消されません。食事をとってしばらくしてから、もしくは「小腹が空いた」ぐらいの状態で仮眠を取るようにしましょう。
➂寝る前にカフェインを摂ると起きやすい
仮眠を取る直前に、コーヒーや紅茶などのカフェインが含まれるものを摂ると起きやすくなります。カフェインは摂取してからおよそ30分後に覚醒作用が表れ始めます。これにより、目を覚ましたときに眠気を引きずりにくいのです。
④仮眠後は体を動かすとシャキッと起きられる
仮眠後に眠気が続いている場合は、強制的に体を動かすとよいでしょう。といっても、激しい運動をする必要はありません。軽いストレッチやヨガ、外に出られる場合は散歩などをするとよいでしょう。
⑤誘惑に負けないよう、机に勉強道具を並べておく
仮眠から目覚めたあとについスマホなどを触ってしまう……という方は、目覚めたあとにやらなければいけないテキストや問題集、ノートなどを並べておきましょう。やるべきことが明確になっていれば、スムーズに勉強を再開できますよ。
勉強の際には適切な仮眠を取り、効率アップをはかろう!
人は休みなしで働いていると疲労で体に不調をきたすもの。これは勉強に当てはめてもおなじことがいえるでしょう。脳が疲れると勉強効率がダウンするとともに、体もだるさや疲れを覚える場合があります。勉強中は適度に仮眠を取って、脳の疲れをリセットすることを心掛けましょう。
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