勉強中に問題を解いたり、テキストを読んだりしているときの脳はフル稼働している状態です。そのようなときに間食としておやつを食べれば、脳の働きを助けてさらに活性化させることができます。
今回は、勉強中におやつを摂るとどのような効果があるのかを解説するとともに、勉強中におすすめのおやつをご紹介します!
目次
勉強中に間食をするとどのような効果がある?
脳にとってもっとも大事な栄養源は「糖質」です。問題を解いたり情報を記憶したりしている勉強中の脳は、活発に動いて絶えずエネルギーを消費しています。その際に糖質が不足すると、記憶力や思考力といった学習能力が低下してしまうのです。このことから、より集中して勉強をするためには、間食で脳に必要な栄養分を補給することが大切なポイントとなります。
ただし、糖質が大事だからといって、甘いものを大量に食べるのはあまりおすすめできません。糖質が多く含まれる食品を食べると、血糖値が急激に上昇します。一気に体の中に入ってきた糖質はエネルギーとなりますが、
その後急激に血糖値が低下すると「頭がぼーっとする」「眠くなる」「記憶力が低下する」といった現象が起こり、勉強に集中しにくくなってしまいます。勉強中に間食をする際は、血糖値を急激に上げないようなおやつを選ぶとよいでしょう。
勉強中におすすめのおやつは?
勉強中のおやつは、糖質が少ないものや急激に血糖値を上げないものを選ぶのがポイントです。また、「脳の働きを活性化させる成分」が含まれているものも勉強中のおやつに向いています。以下を参考に選んでみましょう。
くるみなどのナッツ類
ナッツや果物、野菜類などは血糖値が急激に上がりにくく、勉強中のおやつにぴったりの食材です。
ナッツの中でも特におすすめなのが「くるみ」。脳の働きを活性化させる「必須アミノ酸」や「不飽和脂肪酸」がたっぷり含まれており、1日に1掴みほど食べるだけで集中力や記憶力、情報処理能力がアップするともいわれています。また、糖質が少なく血糖値の上昇がゆるやかなため、眠気や空腹感が起こりにくいのもうれしいポイントです。
バナナ
バナナはブドウ糖やショ糖のほか、オリゴ糖やでんぷんなど数種類の糖分が含まれています。これらの糖分は一気に吸収されるわけではなく、順番に消化・吸収されていくので、脳へ継続的にエネルギー補給をすることができるのです。
また、バナナには気持ちをリラックスさせる神経伝達物質「セロトニン」の分泌を促す「トリプトファン」が含まれているため、勉強中のストレスを和らげる効果も期待できます。
ダークチョコレート
チョコレートに豊富に含まれているカカオには、脳の血流を増加させる「抗酸化フラボノイド」が含まれています。さらに、リラックス効果が期待できる「セロトニン」の分泌を促す成分や、脳を刺激し覚醒させる「カフェイン」なども豊富です。
これらの効果を期待するなら、カカオの含有量が多いダークチョコレートがおすすめです。糖質が多いチョコレートは眠気やだるさの原因となってしまうため、砂糖が控えめでカカオ70%以上のものを選ぶようにしましょう。
「脳に良いおやつ」で勉強の効果をアップさせよう!
今回ご紹介したような「脳に良いおやつ」を意識して食べると、脳の働きを活性化させてやる気がアップしたり、より効率的に勉強をしたりすることができます。また、おやつは勉強中のストレスを和らげ、リラックスするためにも必要です。“勉強のお供”として上手く取り入れて、資格試験合格を目指しましょう!
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