勉強法について調べていると、「朝は勉強に最適」という話をよく見かけますよね。朝の勉強にはさまざまなメリットがありますが、その一方で「やってみたけど早起きできなくて続かなかった」「ハードルが高そう」という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、朝の勉強タイムを習慣付けるためのポイントを7つご紹介します。
目次
朝の勉強を習慣にするには? 5つのポイントをチェック
朝は脳の疲れがリセットされている状態のため、集中力がアップする時間帯です。また生活リズムが整うことで心身の不調が軽減したり、プライベートの予定に左右されないで勉強時間が確保しやすかったりといったメリットもあります。そのため「朝活」として資格試験の勉強を続けている方もいます。
とはいえ、朝に勉強をするのが良いとはわかっていても、なかなか続かない……という人は案外多いものです。朝の勉強を習慣にしたい場合はどうすればよいのでしょうか。朝の勉強を習慣付けたい方は、以下の5つのポイントを実践してみましょう。
勉強を短時間で集中できる量にする
いきなり朝に多くの内容を勉強しようとすると、かえって集中できなかったり、モチベーションが維持しにくかったりすることがあります。そこでおすすめなのが、短時間でこなせる勉強内容を設定しておくことです。
短時間であれば「これをやれば終わり」というゴールが身近に感じられ、モチベーションを保ったまま習慣化しやすくなります。慣れてきたら少しずつ勉強のボリュームを増やせばよいのです。
早寝の習慣をつける
そもそも夜更かしをしていて早く起きられない……という方は、やはり早く寝る習慣をつけたほうが良いでしょう。睡眠時間をたっぷり確保できれば、ストレスなく朝の勉強に向き合うことができます。
夜型の人は段階的に起床時間を早くする
いきなり早起きをスタートしようとしても、夜型で朝早くに起きるのが苦手な人にとっては大きな負担になります。そのような方は、10~30分ずつでもよいので起床時間を早くしていくのも1つの方法です。
日光を浴びて脳を覚醒させる
朝日を浴びると脳では「セロトニン」という物質が生成されます。セロトニンには脳の働きを活性化してくれる効果があるため、すっきり目覚めた状態で勉強ができる環境が整います。
夜+朝に分けて学習する
朝に勉強の時間が取りにくい人は、夜と朝に分けて勉強してみてはいかがでしょうか。たとえば夜に学んだことを朝に復習する……というふうに、組み合わせて学習するのです。これなら「朝は短時間しか勉強できない」という方でも無理なく続けられますね。
朝に向いている勉強とは?
基本的に朝の勉強ではどのようなことをしてもよいのですが、中でも朝におすすめなのが「思考力が問われる勉強」「アウトプット」です。
記述問題や計算問題などの思考力が問われる勉強は、朝の勉強タイムに最適です。朝の脳は覚醒していく過程で、幸福感を生み出す「ドーパミン」という脳内物質を多く分泌します。ドーパミンが大量に分泌されているときは困難なことに対しても苦手意識を抱きにくくなるため、思考力が問われる勉強に向いているのです。
東京大学大学院薬学系研究科教授の池谷裕二氏がおこなった実験によると、「勉強をしたあと」と「睡眠をとってもらった翌朝」の両方でテストを実施したところ、睡眠後のほうが好成績だったそうです。
これは脳に蓄積した知識が睡眠中に整理され、すぐに使える状態になっているためだといわれています。定着率アップを目指したい人は、夜に勉強したことのテストやまとめをしてみましょう。
朝活で効率的に勉強する習慣をつけよう!
朝は脳が整理されスッキリした状態のため、勉強にも最適な時間帯です。また朝活のために早寝早起きの習慣が身に着けば、心身の調子も良くなるなどのメリットがありますよ。
朝に勉強する習慣を定着させたい方は、ご紹介したポイントをさんこうにしてみてくださいね。
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