働きながら資格を取りたいと思っても、仕事が忙しくて勉強時間を確保できなかったり、体力が続かなかったりと、ハードルが高そうに思えますよね。しかし、働きながら勉強をすることで得られるメリットもあるのです。
今回は、働きながら資格試験の勉強をするメリットやその際のポイントについてお伝えいたします。
目次
働きながら資格試験の勉強をするメリットは?
働きながら資格試験の勉強をする上で大変なことといえば、やはり「勉強時間の確保」ではないでしょうか。しかし、考え方次第では「忙しい」ということがメリットになることもあります。
どういうことかというと「仕事が忙しくて時間がない」という意識を持つことで、危機感や緊張感が生まれます。そうすると「少しの時間でも有効に使おう」と勉強に対する意識が高まり、集中力を高めることができるのです。逆に、働いていない時期だと時間はたっぷりありますが、危機感がないためかえって時間を有効に使うことができないということもあります。
またもうひとつのメリットしては、働きながらのほうが安定した収入があるため、焦らず勉強に専念することができます。
働きながら資格試験の勉強をする際のポイント
勉強の計画を立てる
資格試験の勉強を始める前には、目標とする試験日から逆算して、しっかりと学習計画を立てることが大切です。
まず試験日が何ヶ月後なのかを確認し、仮に3ヶ月後だった場合はテキストを3つのパートに分けます。そうすることで1ヶ月で進めるべきページ数が決まりますね。そこから1週間にどのくらい進めるのかノルマを決め、さらにそこから1日に進めるべきノルマを決めます。このように1日単位でノルマを決めることで、勉強に取り組みやすくなり、たとえ仕事が忙しくて勉強できなかった日があったとしても、土日に調整することができます。働きながらだと予期しないトラブルや残業などもあるため、計画にはできるだけ余裕を持たせると良いでしょう。
毎日の勉強時間を決める
勉強を計画通りに進めるためには、毎日しっかりと勉強時間を確保する必要があります。平日の場合は出勤前の早朝か終業後の夜に限られるので、どちらが効率良く勉強できるのか、自分のライフスタイルに合わせて決めてください。朝と夜どちらにしても「何時から何時までは勉強する」と具体的に時間を決めて、その時間はしっかり机に向かって勉強しましょう。また、通勤時間や昼休みなどのすき間時間を活用することも大切です。
過去問から試験の傾向を知っておく
いくらすき間時間を活用しようと、働きながらではどうしても勉強時間は限られます。そのため、優先順位の高い項目から勉強していく必要があります。
そこで活用したいのが過去の問題集です。合格するためには試験問題の出題傾向を知っておくことが大切なので、過去問は繰り返し解くことをおすすめします。
モチベーションを維持する
張り切って始めた資格の勉強ですが、モチベーションがあまり上がらない日もあることでしょう。そんなときには、気分転換をすることも大切です。仕事と勉強の毎日では肉体的にも精神的にも疲れてしまうので、たまにはたくさん眠ったり遊びに出かけたりすると良いでしょう。
働きながら資格試験の勉強をすることは決して楽なことではありませんが、今回ご紹介したようなポイントに気をつければ合格も夢ではありません。自分のライフスタイルに合った学習計画を立て、コツコツと毎日勉強を続けましょう。
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