さまざまな動画が見られるサイト「YouTube」には、エンターテイメント性の高い動画だけではなく学習系の動画もたくさん配信されています。実際のところ、YouTubeで勉強をするとどんなメリットがあるのでしょうか?
ここではYouTubeで勉強をするメリットや、注意したいデメリットをご紹介します。
目次
YouTubeで勉強するメリットは?
近年は勉強につながる内容を説く“学習系YouTuber”も増えており、ますます勉強に動画を活用することのメリットが注目されています。さっそく、YouTubeで勉強をするメリットをご紹介します。
無料で最新の学習ができる
テキストなどを購入するとお金がかかります。一方YouTubeは、無料で利用可能なうえ常に最新の情報が手に入れられます。また、内容が合わないと感じたら他の動画を探すことも簡単です。
「お金を節約しながら勉強したい」という方にとっては、大きなメリットだといえるでしょう。
動画形式で内容が理解しやすい
テキストは文字だけを追う形で学習を進めていくため、人によっては内容が頭に入りにくい場合があります。
しかしYouTubeなら動画形式なので、目と耳の両方から情報を得られます。授業間隔で学習を深められるので、テキスト勉強が苦手な方にもおすすめです。
10分~30分のスキマ時間を学びに使える
YouTubeの学習動画は10分~20分、長くても30分程度にまとめられているケースが大半です。
1回の学習内容がコンパクトにまとめられているので、ちょっとしたスキマ時間に視聴すればそのまま勉強の時間として学びにつなげられます。
幅広いジャンルの内容を学べる
YouTubeにはさまざまなジャンルの学習動画があります。資格試験に関するものだけではなく、次に受験しようと思っているジャンルの学習も気軽にできてしまうのはYouTubeだからこその魅力です。
YouTubeで勉強するデメリットは?
YouTubeで勉強をするとさまざまなメリットがありますが、その一方でデメリットもあります。YouTubeを使って勉強する際は以下の点に注意しましょう。
内容が正しいとは限らない
YouTubeの動画は誰でも作成することができます。そのため、残念ながら「間違った知識」を伝えている動画も少なくありません。
正しい知識を確実に身につけるには、動画のすべてを鵜呑みにするのではなく、内容が正しいかどうかを調べて見極めることが大切です。
他の動画をおすすめされて気が散る
YouTubeを使っていると他の動画をおすすめされることがあります。知識を広げるのに役立つ一方で、これが原因で他の動画を観てしまうという方は多いもの。一度気が散ってしまえば、勉強に集中しにくくなります。
娯楽系の動画をおすすめされたくない場合は、勉強動画用のアカウントを作成するなどの対処が必要です。
広告で集中力が途切れる
無料版YouTubeでは動画の途中に広告が入ります。広告の回数は動画によって違いますが、勉強中にいきなり動画が入ることで集中力が途切れてしまう可能性が高いでしょう。
見ただけで“勉強したつもり”になることも
YouTubeの動画は要点を押さえて作られており、とても分かりやすい内容のものが多いです。
一方、動画を観ただけで“勉強したつもり”になっている人も少なくありません。勉強はインプットだけでは定着しにくいので、何らかの形でアウトプットすることを忘れないようにしましょう。
YouTubeは無料で利用できるため、勉強を始めるハードルが低くなるのが大きなメリットです。また、映像形式で学習することで、知識の全体像をつかみやすいのも利点だといえるでしょう。
ただし、YouTubeだけで学習内容のすべてを学ぶには限界があります。まずはYouTubeで大まかな知識を得たあと、テキストで細かな部分をフォローしていくという使い方がベストです。
勉強の際は、YouTubeとテキストをうまく使い分けながら学習を進めましょう。
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