私は中・高受験学習教室を営んでいますが、60歳を過ぎた頃から、まだ体力と気力があるうちに、残された人生、好きな法律に関係があり、独立開業できる仕事に就いてみたいと考えるようになりました。そんな時に、月刊誌「不動産法律セミナー(東京法経学院刊)」に出会い、行政書士のことを知り、一念奮起して受験しようと思いました。
受験勉強を始めるに当たって、一番先に考えるのが、行政書士試験の学習教材の選択です。あれもこれもと多くの教材に目移りして、不安を持ってしまうのが受験生の心理ですが、私は、以下のものを使用することにしました。
私は、六法も含め、前記の教材全5冊のみを法令学習の基本書と決めました。そして、それを「何回も読み、解くぞ」と自分自身に言い聞かせました。まず私は、「六法」、「基本書」、「過去問」を全て科目毎に分解しました。そうした上で各科目とも、まず「基本書」を1回、理解できない部分があっても最後まで読みました。そして次に「過去問」を解いてみます。さらに、その解説を読みながら1問ずつ問題を検討する時には、六法も併用し「過去問」の出題年度と出題番号を、六法の該当条文に書き込みました。この作業を最初にしておけば、出題ポイントをつかみやすくなります。
私は、答練は受験指導校2校で合計14回、公開模擬試験は同じ2校を利用し、合計で6回受けました。本番の時間の感覚をつかむためには最適でした。
私は受験指導校の答練、公開模試の出題問題のみに絞り、これを何回も繰り返し、解説を読み込みました。その他の情報は、「不動産法律セミナー」に掲載されているものを暗記するようにしました。
以上が私の学習スタイルです。今後受験される方の参考になれば幸いです。