諦めないことが大事!｜合格体験記｜行政書士試験｜東京法経学院

◆はじめに

　私は，20年度・21年度と２度目の挑戦にしてやっと合格にたどり着きました。とても長く，辛い日々でしたが，無事合格できてよかったです。
私は，専門学校に通わず，模擬試験だけの利用でしたので，テキスト・六法・過去問・予想問題集のみでの受験であり，独学でした。そのため，「専門学校に通えないけど，行政書士試験に合格したい！」という方に参考にしていただけるとありがたいです。もちろん，その他の皆様にも参考にしていただけるとありがたいです。
なお，行政書士のような資格は独学では難しいといわれていますが，そんなことはありません。結局は自分自身のやる気だと思います。もちろん，通学する方が独学に比べ近道だとは思います。

◆勉強時間の確保方法

　私は現在，通信制の大学生（受験２年目に法学部生となりました）であり，アルバイトですがフルタイムに近い形で働いているという身分でもあった為，行政書士にかける時間は１日合計２〜３時間程度でした。
独学であり，昔から勉強が大変嫌いですので，初めはテキストを開くことも嫌でした。しかし，資格取得というのは「自分の為」であることですので，そのことを繰り返し自分に言い聞かせ，初めのうちは形だけでも２〜３時間「毎日」勉強時間を確保することにしました。
よく，週末だけ勉強するという方がいらっしゃいますが毎日やることで忘れにくくなりますので，毎日確実にやることが大切だと思います。
言ってみれば自分自身へのノルマです。そして，勉強時間を確保するためには隙間時間を有効に使うことがいいと思います。具体的には，まとまった時間のない仕事の休憩時間や移動時間等です。これらの時間を有効に活用することで，意外と勉強時間は確保できます。もちろん，誘惑に負けない強い心が必要になると思いますが。
また，集中できないときは，「集中できる」と何回も念じ，いい意味で頭を洗脳することで意外と集中できるようになりました。皆様も是非ともお試しください。

◆勉強方法及び対策

　独学ですので，初めは勉強方法がわかりませんでした。しかし，どこかで他資格の合格体験記を読み，それを参考に自分のやりやすいようにアレンジしました。
20年度・21年度とも基本的な学習方法は同じになります。まず，私はテキストを４回読みました。読み方としては，一字一句暗記するのではなく，頭で理解しながら読みました。わからない場合はとばしていました。４回も読んだ理由としては，１回では理解できないことが何回も読むことで自然に理解していくからです。
その後，過去問に取り掛かりましたが，お勧めは，行政書士過去間マスターDX です。お値段は他のものに比べ高かったと思いますが，問題数が多く，解説もわかりやすいのが魅力的です。一部で過去問はやっても意味がない，といわれていますが，過去問無しでは受からないと思います。
解き方としては，選択肢を１つずつ検討し，解説に記載されている法律（○条等）を必ずそのつど六法で確認することです。何回も確認することで確実な知識になり，しかもこれが記述対策にもつながります。また，正解番号等に印はつけず，何回も繰り返して解くことをお勧めします。なお，私は２年間で20回ほど繰り返しました。20回も繰り返すと解答肢を暗記してしまいますが，後ろからやってみるなど工夫をすることで暗記にならず，考えて解くことができました。そして，試験日近くの夏ごろには，予想問題と引き続き過去問をひたすら解き，専門学校の模擬試験を受験し，これも同じものを５回ほど繰り返しました。模擬試験はあくまでも「模擬試験」です。結果が悪いからといって落ち込む必要はありません。
なお，法令の対策としましては，憲法・民法・行政法をメインとしていました。当たり前ですが，判例及び条文が大切だと思います。記述対策には，基本的なキーワードの説明をノートに書きつくしました。そのため，見事21年度の記述問題である「第三者」が的中しておりました。また，一般知識の対策は，法令と同様，毎日少しずつ勉強していました。その中でも個人情報保護法が対策しやすいと思います。そして，なによりも毎日続けて新聞を読むことが一番の対策になると思います。これは合格後も必要になる習慣だと思います。

◆精神面

　上記のような勉強方法で私は２年間毎日勉強しておりました。ただし，勉強漬けではなく，メリハリをつけていました。勉強するときは勉強をし，遊ぶときはとことん遊ぶ。何事もお預けにしていては，勉強に集中できないと思います。もちろん，人それぞれだとは思いますが，私にはそれがよかったのだと思いミます。
そして，私は毎月「不動産法律セミナー」を購読しておりましたので，様々な情報を手に入れることができ，他の方の投稿が独学である私の心の支えともなりました。

◆最後に

　当合格体験記の題でもありますが，やはり，諦めないことが大事だと思います。わからないことがあっても諦めない。そうすれば何故かそのうちわかるようになるものなのです。精神論ではありませんが，「私には無理だ･･･」なんて思っていては受かりません！「絶対に受かる！」と思い続けることが大事だと思います。何度試験に落ちても，諦めずにいれば合格しますよ！
ですので，皆様，どんなに辛いことがあっても諦めないでください。諦めないことが大事です！