●書籍概要
平成26年度司法書士筆記試験が,7月6日(日)に実施されました。
司法書士試験の出願者数は,平成22年度の33,166人をピークに毎年減少傾向にあり,平成26年度の出願者数も24,538人となり,対前年比2,862人の減少となりました。
例年およそ20,000人強の方が受験する司法書士試験。この中で,上位800人前後の選ばれた方のみが合格という栄冠を勝ち取ります。
平成26年度に筆記試験を受験された皆様は,これまでの学習成果を十分に発揮され全力を尽くされたこととは思いますが,自己の成績を正確に把握するとともに,実施された筆記試験を分析・復習する必要があります。また,次年度以降,司法書士試験を目指される皆様には,平成26年度の本試験の出題傾向並びにその問題のレベル等を知ることは,今後の学習の手掛かりをつかむ上で必須事項です。
本書は,平成26年度司法書士筆記試験の択一式70問・記述式2問の全問題並びにその正解・解答例と詳細な解説(本書の解説は,平成26年4月1日現在の施行法令に準拠しております)を掲載しておりますので,平成26年度試験の検討並びに次年度試験対策資料として,幅広くご活用いただけます。
また,本書は,平成23年〜平成25年までの司法書士口述試験の問題及び解答例を巻末に収録しておりますので,ご活用ください。なお,口述試験の問題を分析することは,次年度以降の筆記試験の出題論点を予想する際に,一つの有効な手掛かりにもなります。筆記試験対策としても当資料をご活用いただけることでしょう。
最後になりましたが,ご多用中にかかわらず,本書制作に多大なるご協力をいただきました,司法書士簗瀬徳宏先生並びに司法書士増田憲之先生に,心より厚く御礼申し上げます。
平成26年12月
東京法経学院