司法書士 不動産登記 記述式ハンドブック|司法書士書籍|東京法経学院





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司法書士 不動産登記 記述式ハンドブック

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本書のねらい

 

第1部について

 登記申請書、即ち書式(以下、記述式という)の記載の形式は、大体において、法務省民事局の通達によって定められている登記記録例(平成21年2月20民二第500号等)を基礎として、実務慣行上統一されている。従って記述式の形式は申請人(受験生)が独自の形式で記載することは許されず、実務慣行上採用されているものに従うべきこととなる。そこで、受験生は一つひとつの不動産申請書・記述式パターンを正確に記憶しなければならず、また、その形式が記載できなければならないこととなる。記述式の形式は大体理論的に整理できるもので一応の法則はあるが、時に一般的な思考からは、発想し難い場合がある。その場合でも無論実務慣行が優先される。即ち、記述式については、受験生はいつでも正解に記憶する能力が要求されることになり、その要求に対応できるだけの力をつけておかなければならない。
 本書の第1部は以上のことを踏まえて、常に記述式の形式が記載できるようにするためのいわば練習帳としての役割をもつことを第一の目的とした。従って、読者は本書の一つ一つの不動産登記の表から実際の申請書(記述式)を起こしてみて欲しい(さらには、登記記録例も)。そしてその訓練を毎日行うように心がけて欲しい。
 第二に、記述式の形式を短時間で復習、あるいは記憶が喚起できるように申請事項を一覧のものとした。これによって、試験直前の記述式のあるいは不動産登記法の総整理に役立つものとなっている。
 第三に、およそ記述式問題として出題される可能性のないもの(例えば地役権等)についてもその記述式(申請書)のエッセンスを掲載したが、これらについては、択一問題の資料として活用して欲しい(もちろんこれから、申請書を起こすことも、その理解のうえで極めて有効である)。

 

第2部について

 本書の第2部では海老原メソッドによる不動産登記記述式問題の解法を解説した。第1部で、体得した知識も実際に試験問題を解く上でどのように利用するか、また利用されるかについて示してほしいという読者の要望に応えるものである。
 さらに第2部において添付情報の具体的内容、特に登記識別情報の具体的特定方法について解説した。
 なお、あえて詳しい解説を必要だと思われないものについては解説を省略した。

 

2021年6月吉日
海老原幸夫