択一20問→記述1問→択一15問→記述1問の順で解く|合格体験記|司法書士試験|東京法経学院





司法書士 合格体験記

択一20問→記述1問→択一15問→記述1問の順で解く

体験記

 体験記

 私はこの度平成22年度,3回目の挑戦で司法書士に合格することができました。
 もともと私は大学は工学部出身であり,建設業界で働いておりましたが,過労により体を壊してしまいました。
 そして私は36歳のときに思い切って仕事を辞め,司法書士試験に挑戦することにしました。
 30代も後半に入ってからの初めての法律の勉強ということで,20代の若い人達に比べ,記憶力も体力も劣る中,この試験に合格するためにはどういう勉強法が合理的かを常に考えながらやらざるを得ませんでした。
 この体験記が,私と同じく30代後半になってこの試験にチャレンジされる方たちの一つの参
考となれば幸いです。

◆試験科目の特徴を知る

◆試験を処理する技術について

午前択一については時間的に余裕がありますので,落ち着いてやって頂くということで,ここでは午後に焦点を当てて書くことにします。

◆時間調整

 1回目,2回目の挑戦では,私も一所懸命に急いで解いていたのですが,ともに最後の記述で使える時間が20分程度しかありませんでした。
しかし,他の受験生たちで時間内に書ききっている人も大勢いましたので,不思議に思い,色々と調べてみると,受かるために大変重要な事を私は知りませんでした。
それは,「午後択一は肢の組み合わせで解くべきであって,全ての肢を読んでいてはとうてい時間が足りない」ということです。
確実な肢を1つ見つけたら,選択肢の組み合わせにより,もう2択まで絞り込めますので,あとはもう1肢か2肢読むだけで答えは出るのです。もしかしたら世の中,実力はあっても,この事実を知らない為に落ちた人がいるのではないでしょうか?
答練等で色々と試してみると,不動産登記法でペースを上げるのが一番いいと思いました。
先例が必ず肢に混じってきますので,組み合わせで(いわば手抜きで)解いても間違える可能性が低いからです。
逆に,不動産登記以外は完全に組み合わせだけで解くと私の場合は多く間違える傾向にありましたので,それらの科目は3〜4肢,場合によっては5肢全てを読まざるを得ないという結論に達しました。
その代わり,不動産登記では2〜3肢で解くこととし,全体の時間調整をここでやることにしました。
時間配分の目安としては,択一1時間,記述がそれぞれ2時間で合計3時間としておけば問題ないかと思います。
結局,午後の解き方として,択一(不動産登記以外)19問→記述(難しい方)→択一(不動産登記)16問→記述(簡単な方)の順番が私には一番合っていました。
みなさんも模試などで色々な方法を試してみて,自分に一番合った方法を見つけてみてはい
かがでしょうか?
参考までに,上記の方法により取り組んだ,私の平成22年度の結果を記載しておきます。記述は商業登記を先に解きました。
午前択一  午後択一  記述(不動産)
90点     99点      31..5点
記述(商業)   合計
23.0点    243.5点