【測量士補 書籍】
─ 公共測量 ─ 作業規程の準則の一部改正(令和5年3月31日)に完全対応!!
●書籍概要
測量士補試験は、測量法に基づいて行われるものであり、測量技術者として、基本測量と公共測量に従事するために必要な専門的知識と技術を有するか否か、を判定するための国家試験です。そして、その出題内容は測量の基本的理論、測量の実務作業、測量機器の取扱いなど特定分野に偏ることなく、測量全般にわたっての知識が要求されています。
したがって、測量士補試験の合格をめざす方々には、出題範囲を十分に理解したうえで、特定の科目・範囲の学習に偏ることなく、過去の本試験出題内容に合わせて、全般的な学習を心がけることをお勧めします。
本書は、これから測量士補試験の学習を始める初学者の方々に、短期間で的確に、かつ、合理的な学習を進めていただくことを意図して作成したものであり、測量士補試験の合格に必要な知識を体系的、かつ、コンパクトに記述したテキストです。
具体的には、測量概論において、測量に関する基礎的な知識を学び、次に、出題範囲となる測量8科目について、できるだけ詳細な説明を行っています。
なお、測量作業にとって不可欠な「−公共測量−作業規程の準則」については、利用の便を考慮し、本書の最後に試験対策とすべき事項について、まとめて掲載しました。
本書を十分に活用され、一項目ずつ堅実にマスターし、一人でも多くの方が合格の栄冠を勝ち取られることを、祈念してやみません。
最後に、本書に仕上がるまでに、つたない原稿を整理していただいた編集スタッフの坂口由良さんや、表記の間違いや校正等でお世話になったエディターの岩見恵子さんほか、関係する皆様には、様々な貴重な助言とお世話をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
2023年8月
東京法経学院専任講師
工学修士 黒杉茂
「四訂版」の発行にあたって
令和5年3月31日に、「作業規程の準則」の一部改正が行われ、新しい測量技術の動向を踏まえた、特に国土交通省のi-constructionの取り組みにより実用化した技術がもり込まれました。
そこで、近年の測量士補試験の出題傾向をふまえ、内容の一層の充実を図りました。
読者の皆様が、本テキストを活用して、測量士補試験に合格されることを祈念いたします。