測量士補という資格に興味を持ったのは、約十年前のことでした。しかし、幸か不幸か公務員試験に合格し、測量士補の受験本は、暫くの間、埃を被ることになりました。
公務員になって8年程が過ぎ、私も、自分の将来に不安を覚え始めました。それというのも定年を迎えた職場の先輩が、私に「若いうちに何か資格でも取っておいた方がいいぞ!」という言葉を残していったからです。周囲や世の中の動きを考え、私も本当にそうだと思いました。そして以前に買っておいた測量士補の受験本を開くことにしたのです。
受験本を開いて茫然としました。全く理解できないのです。しかし、今は仕事もあります。そこで、通信講座に頼るのが一番いいのではないかと思い、テキストが充実していそうな東京法経学院の最短合格講座を選びました。
通信教育を受講するにあたり、私は、次の点に注意しました。
通信教育での学習を終了させた後、東京法経学院の模試試験を2回受けました。これから測量士補試験を目指す方も模試だけは受けるべきです。自分がどのレベルに位置しているか、どの科目が弱いのか、どの項目が歯抜けの状態なのかが一目瞭然で分かります。
本試験まであと2か月ほどになってきた時点で、今までの学習をまとめることにしました。まずは通信教育のテキストの復習です。
私が苦手とした項目は、地図編集を除いて、すべての科目に2〜3項目ありましたが、試験本番の2週間前からは、これらの苦手項目を徹底的に学習しました。文章正誤問題は、正答文だけをよく読み込んで、誤答文は見ないようにしました。その方が正しいイメージが頭の中によく残るとおもったからです。
通信教育は、途中で怠惰してしまえば、本当に無駄なものになってしまいます。けれども最後までやり通せばこれほど有効なものはないと思います。これから勉強を始める人も、教材を手にしたら、教材を信じて決して投げ出さないことです。最後までやり通せば必ず結果はついてくるものです。頑張ってください。