【土地家屋調査士 直販教材】
記述式対策の実戦テキスト兼問題集の決定版!
記述式を解く 可能性は無限大!
はしがき/本書の内容・活用等について/記述式学習ガイダンス/目次/本文
●書籍概要
土地家屋調査士試験は、実質上、筆記試験の午後の部の試験(※平成21年度からは「午前の部」と「午後の部」が入れ替わりましたので、それ以降の表記で記述しています。)のみで合否が決定され、最近では、合格率9%台という難関な試験になっています。土地家屋調査士の試験の内容として、「受験案内書」には、次のものが掲げられています。
以上4つの事項について行われ、このうち、午後の部の試験は、@ACの内容で、午前の部の試験は、Bの内容で行われます。午後の部の試験は、多肢択一式問題20問と記述式問題2問で、解答時間2時間30分の枠で行われます。また、午前の部の試験は、多肢択一式問題10問と記述式問題1問で実施され、解答時間は2時間です。この試験の最大の特徴は、「条文等の法律知識」と「計算・作図の技術」という異なる二つの要素が同時に問われていることです。ところで、土地家屋調査士試験の午後の部の試験科目を学習する際に、重要なポイントは何でしょうか。
まず第一に「不動産の表示に関する登記」において、「択一の知識」と「記述式の知識」とを別のものと考えてしまわないことです。言い換えますと、択一の知識の延長上に記述式の知識があり、記述式の知識の延長上に択一の知識があるということです。したがって、常に両者を関連づけて学習することが大切です。これができれば、合格への学習期間・労力の大幅な短縮につながります。
第二に、この午後の部の試験は、一見すると出題範囲が他の試験に比較して狭いので、合格への学習期間が短くて済むのではないかと思われがちですが、合格者の平均学習期間は2〜3年くらいです。ただし、最近は、午後の部の試験の学習期間が1年未満の合格者が増えてきています。また、同一年度に、「測量士補」と「土地家屋調査士」をそれぞれ1回の挑戦でダブル合格される方も決して珍しくありません。したがって、基礎学習期、実力養成期及び直前学習期の各学習段階で、“キッチリした学習"をしていくことが短期合格のためには重要であるといえます。このキッチリした学習をするために、土地家屋調査士を初めて受験される方にも、既習者の受験生の方にも必要な書籍と考え、このたび本書の発刊に至りました。最後になりましたが、本書をご利用の受講生のお一人でも多くの方が、早期に合格の栄冠を勝ち取られることを祈念しております。
令和6年7月
東京法経学院 編集部
「六訂版」の発行にあたって
今回の「六訂版」については、次のような内容としました。
令和6年7月
東京法経学院 編集部