合格体験記「通信講座で短期合格!」|土地家屋調査士試験|東京法経学院





土地家屋調査士 合格体験記

「通信講座で短期合格!」

体験記


 体験記

H.T さん(鳥取県)

◆受験を目指したっかけ

 私は大学卒業後,5年ほど地方の建設コンサルタントで土木設計の仕事をしていました。土木工学科に在籍していましたので土地家屋調査士という資格は学生時代に知っていましたが,難しい資格なので受けることは考えず,ただ周りに流されるままに会社に入り仕事をしていました。
そんな私がこの資格を目指したのは,建設業界の先行きが不透明なことが大きな要因です。生活に不安を感じ,自分自身を守れる資格を取ろうと考えたのが平成20年11月のことです。そして,何社かある予備校の資料を請求し,受講生の合格率が群を抜いて高い東京法経学院に入学しました。本格的に講座を始めたのが,その年の12月です。
平成21年3月まではサラリーマンでしたが,その後は受験に専念するため辞職しました。

◆講座について

 私が受講した講座は「通信の最短合格講座」「通信の総合模擬演習」です。最短合格講座を受けるにあたって「予習・復習をするように」と言われていましたが,今までの学生生活を振り返っても,ろくに予習・復習などしたこともなく,法律の知識が全くない状態から何をどう
してやれば良いいかわかりませんでした。大学時代のレポートもインターネットの記事からコピーして提出し単位を取るような学生でしたので,勉強は嫌いです。学生時代にもっと勉強しておけば…26歳の冬に,その言葉が身に沁みました。
そこで,私の予習・復習方法ですが,民法は,書店で基礎中の基礎がわかるようなマンガが描かれた簡単で,かつ持ち運びが容易な薄い本を買い,少しの知識を蓄えた後,合格ノート2を読み講座を受け,また簡単な民法の問題集を解くといったことを繰り返しやっていました。その頃は,サラリーマンでしたので,昼休憩に易しい方の本を読み,帰宅してから合格ノート2を読むか,又は講座を聴いていました。
年度末に近いということもあって仕事が忙しく,あまり勉強時間が確保できませんでしたので民法の講座を聴き終わったのが平成21年3月のことです。この時点で,周りの受験生と比べて完全に遅れていました。
余談ですが,受験生の間で,民法と調査士法を捨てて,残りの不動産登記法・区分法で勝負される方がおられますが,与えられた択一は20問です。その4問を最初から捨てるのは,私はお勧めしません。この試験は,たった0.5点,1点を取るために何十人,何百人もの受験生が戦っています。民法の学習は範囲が広く,また難易度もまばらで勉強が進み難いですが,答案練習会などを利用して丁寧に学習されることが合格への近道ではないかと私は思います。
次に不動産登記法・区分法ですが,この学習を始める頃に仕事を辞め,受験に専念しました。予習は合格ノート1を読み,DATABASE を解き,講座を受けるというやり方でした。講座は通常5時間程度ですが,理解できないところを何度も巻き戻して聴いていましたので,10時間以上も聴いていることもありました。復習はもう一度合格ノート1を読みながら,講義でノートした部分を確認し,DATABASE を解きながら六法で条文確認をしていました。その後もDATABASE は何度も繰り返し解き,5回転はしました。5月の中頃に択一の学習が一通り終わり,書式の学習に入りました。本試験の択一対策としては「最短合格講座」を理解し,「答案練習会」・DATABASE を繰り返し解くことで十分だと思いますが,書式に関しては己の体に覚えさせることが必要です。最短合格講座では民法・不動産登記法・区分法・調査士法の講義がメインなので,書式対策は自分自身で対策を取らなければなりません。一日に解いた書式の問題数は平均して土地2問,建物2問,区分2問です。それ以外の時間は択一問題に費やしていました。
またしても余談ですが,本試験中に書式で解けない問題があると焦ります。21年度の土地の問題が良い例です。「何,この問題?どうやって解くの?また来年も同じ生活をするのか。いや支えてくれた人がいるから諦めきれない・・しかし解けない。もしかしたら自分だけ解けていないのかも」といった,葛藤が毎秒襲ってきて頭が真っ白になります。そんなことを考えながら解いていくので,書式は,特に日頃の癖が出ます。普段の学習で,よく書き忘れた部分や,単純な計算ミスといったことを,本人がわかっていても,気を付けていても本試験には出してしまうのです。ですから,日頃の学習に手を抜くと本試験で思わぬボロが出てしまうのです。私はミス帳を作って,本試験前に確認していました。択一・書式の学習をしていくなかで,答案練習会模擬試験が始まり,最初に受けた模擬試験で300番前後,答案練習会で最高10番以内に入れるようになりました。答案練習会模擬試験の結果がわかるまで,「自分自身の学習方法に問題はないだろうか?」といったが不安が ありましたが,それらの結果によって学習方法に自信が付き勉強に加速がつきました。また答案練習会で出題された民法が本試験に出題されていたので,本試験の民法は間違えることなく3間全て正解しました。

◆本試験前・後

 本試験1ヶ月前にスランプに陥り,基本的な問題すら間違えるようになり焦りましたが,焦れば焦るほどミスが多くなるので,今まで以上に丁寧に勉強し,問題を良く読む練習をしました。この頃心掛けたのは体調の管理と,落ち着いて問題を解くことです。
本試験後は,土地の書式が予想以上に解答できなかったので,自分の不甲斐無さに悔しい思いをしましたが,本試験中に最後まで諦めることなく解答したので合格できたのだと思います。

◆最後に

 1年未満で,この資格を取得できたのは「通信の最短合格講座」「通信の総合模擬演習」を受講したからです。この講座を受けなかったら100%,未だに勉強を続けていると思います。通信で受講していたので,先生に御挨拶する機会もありませんでしたが,先生の言われたことを素直に聴き,勉強しました。また,学習方法などの相談に乗っていただいたスタッフの方々の親身なアドバイス,本当にありがとうございました。