私が調査士受験を志したのは、以前、測量士補試験、測量士試験に合格した事と仕事の範囲を拡大したいと思ったためです。1年目の本試験の結果は、散々でした。しかし、2年目も3年目も同じような状態でした。自分の気持ちの中に基礎は通信教育で学んだという気持ちがあったので、人に薦められた東京法経学院の実戦答練だけを通信で受講していました。しかし、返ってくる答案はいつもDランクで「基礎をしっかり勉強しましょう。」と言うメッセージが書かれていました。
さすがにこんな状態が3年も続くと、自分の実力を思い知り、「初心に返って一から勉強をしなくては。」と、心に誓って東京法経学院(福岡校)の本科に毎週日曜日、通い始めました。
そんな生活が、7月まで続きましたが大変とは思いませんでした。学校に行ってみんなの顔を見ると、元気が出てきました。仲間がいるというのは本当に心強かったのです。
本科の基礎講座が終わり、3月からは実戦答練が始まりました。午後からの解説の質問事項も一段とレベルアップしてきて、私には質問の内容すらわからないこともしばしばありました。それでも、少しずつではありますが、進歩が見られました。試験では、択一は自分なりにはできましたが、書式があまり出来ず不合格でした。
次の年には、3月からの実戦答練は、カセット付きにして取り組みました。少しずつ合格に近づいているようでした。
7月に入り、本試験まであと1ヶ月となり、昨年に引き続き直前講習にも参加しました。私は、もう今年で受験を最後にしようと思っていたので、必死に勉強しました。そのために、調査士合格ノートをもう一度読み直し、過去問をひたすら解きました。又、2時間半で解く訓練もしていました。2時間半いかに集中して試験に取り組めるかが合格の鍵になると思います。
5回目にしてやっと合格することができましたが、もっと早い時期に通学して基礎からしっかり勉強していれば、もう少し早く合格できていたのではないかと思います。良い指導校を選び、本気で勉強すれば短期合格は可能ですので、短期決戦で取り組んでください。
「終わりよければすべてよし」と言うように合格すれば、今までの苦労はすべて忘れてしまいます。いま勉強中の方も「絶対に合格して見せる!」という強い意志をもって諦めずに努力していたらきっと幸福の女神は微笑みかけてくれます。