資格

士業として独立する際知っておきたい「事務所選び」のポイントは?


士業として独立する際知っておきたい「事務所選び」のポイントは?

士業の資格を取得して独立をする際、人によっては事務所物件を借りるケースがあるかと思います。事務所選びの際には、いくつかのポイントを押さえて物件選びをすることが大切です。ここでは、士業独立時に知っておきたい事務所選びのポイントをご紹介します。

 

士業として独立する際は事務所選びから! 物件探しのコツ

士業として独立する場合、執務スペースと応接室を備えた「事務所」を構えることになります。初めて物件を借りて独立開業する場合、どのような事務所物件を借りればよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。士業事務所を構える場合は、まず次の4点を押さえておきましょう。

事務所は立地が重要! 集客しやすい場所を選ぼう

士業事務所の立地としてベストなのは「オフィス街」です。オフィス街にある士業事務所の方が信用を得やすく、他の士業の先生とも連携が取りやすいのです。また依頼者から見ても、オフィス街に事務所があると安心感があります。特に都心部のオフィス街は自然と人が集まりやすく、集客もしやすいのでおすすめです。

広さをチェック

事務所に必要な広さは在籍スタッフの数によって変化します。仮に自分だけならば、執務スペースは1坪~1.8坪(約3.3㎡~約6㎡)程度あれば十分だといえます。そこへ資料などの保管スペース、OA機器の設置スペース、接客応対スペースを加えた広さが必要でしょう。
 
スタッフを雇用する場合は、さらに広めの事務所を借りる必要があります。広さは図面だけでは伝わりにくいので、気になる物件があれば実際に足を運んで目で確かめるとよいでしょう。

賃料、設備について

毎月かかる賃料や共益費、初めに支払う保証金(敷金)についても要チェックです。物件によっては建物の清掃費がかかる場合もあるので、こちらも要確認です。
 
設備については光回線のネット環境、電話回線や電気容量、トイレなどの基本的な設備をしっかりとチェックします。訪問者が多い士業の場合は、建物の共用設備についても確認しておくのをおすすめします。
たとえば階数が多い物件なのにエレベーターなし、という場合は、賃料等が安くなる一方で訪問者の利便性に欠けてしまいます。また駐車場の有無やコインパーキングとの提携の有無も重要なので、チェックしておきたいものです。

内装にこだわろう

士業事務所の印象を大きく左右するのが内装です。建物の外側は変えられませんが、内装は工事である程度変えることができます。清潔感があり、かつ訪問者に良い印象を与えられる内装デザインを心掛けましょう。内装が固定されている物件の場合は、「自分が依頼者だったらどんな印象を持つか」を念頭に良し悪しを判断するといいかもしれません。

依頼者目線で“入りにくい士業事務所”とは?

依頼者目線で「入りにくい」と感じる士業事務所の特徴に、次のようなものが挙げられます。
 
・外観が古く、暗い
・外観が派手すぎる
・マンションが事務所になっていて個人宅感が強い
・雑居ビルにある
 
一般的に依頼者から見れば、外観が古すぎたり派手すぎたりする事務所や、生活感が感じられてしまう事務所に入るのは抵抗を持ちやすいとされています。また雑居ビルの場合、他の入居業者の業種によっても与える印象が変わります。特に繁華街の雑居ビルは、入るのに抵抗感を持たれやすいため要注意です。
 
士業事務所を探す際は、「清潔感があり、ビジネスムードが強い外観か」を意識してみましょう。

士業として独立する際は事務所選びにこだわろう


Interior,Of,Business,Office

士業として独立すると、事務所で毎日多くの時間を過ごします。快適かつスムーズに仕事をするためにも、事務所となる物件選びにはとことんこだわりましょう。また、集客のためには事務所の立地選定も重要です。依頼者が立ち寄りやすい立地や雰囲気の事務所物件を探すことを意識してみましょう。

コラムの運営会社

東京法経学院

株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。
詳細は、各サービスページをご確認ください。
土地家屋調査士試験測量士・測量士補試験司法書士試験行政書士試験公務員試験