初学者夫婦で一発合格!独学から東京法経学院へ|合格体験記|行政書士試験|東京法経学院





行政書士 合格体験記

初学者夫婦で一発合格!独学から東京法経学院へ

体験記

照井 遼さん

 


 体験記

●行政書士を目指したきっかけ

 私は約 1 年 3 ヶ月勉強し行政書士試験に合格しました。大学は外国語学部卒で学生時代も法学とは無縁でした。大学卒業後から現在は国会議員の秘書をしていますが、選挙のたびに無職になる可能性があり、とても不安定な職業です。そのため、万が一に備えて転職に有利になりそうな資格を取りたいと思いました。士業の中でも比較的短時間で取得ができそうだったので、行政書士を目指しました。

 

●勉強を始めるにあたって

 まず試験の下調べをしました。出題科目、合格点、試験時間。ネットで合格体験記等を読みあさりました。そして 1 年間のおおまかな勉強計画を立てました。試験の中で民法と行政法、憲法のボリュームが大きく、それらが計画の中心になりました。計画は勉強の進み具合によって何度も修正しましたが、始めは独学だったため、市販の教材がメインでした。映像の講義がついていたので公務員試験用のテキストを選びましたが、偶然にも寺本康之先生のご著書でした。

 

●いよいよ勉強をスタート

 民法から勉強し始めましたが、平日は仕事のため主に通勤時間を活用しました。結婚一年目でしたが、妻にも休日に勉強することの理解を求めて、土日の午前中を勉強に充てました。テキストを読み込んだ後に解説動画を視聴し、過去問を解くことの繰り返しでした。最初はその勉強方法で合っているのかどうか不安で仕方なかったですが、テキストを繰り返し読み、問題を解くうちに、問われている論点が頭の中で整理されました。解説動画が付いていたおかげで、民法や憲法を学ぶ際のとっつきにくさが解消されたことが良かったです。

 

●妻の不満が爆発!一緒に行政書士を目指すことに

 私が勉強をし始めて 2 ヶ月ほど経過した頃、家庭を顧みず勉強ばかりする私の姿に、妻の怒りが爆発しました。休みの日は一緒に出かけたり、買い物をしたかったようです。午前中に勉強、午後に自分が昼寝をすることも度々あり、コミュニケーションがよく取れていなかったため夫婦関係がギクシャクしました。会話も勉強のことを持ち出すためつまらなかったようです。

 そのつまらなさが合格するまで続くのかと思うと情けなくなったようで、妻も寺本先生のテキストを購入して勉強をし始めました。自分が民法から勉強した方がいいとアドバイスしたため妻も民法からスタートしましたが、不動産の二重譲渡は詐欺だ、被害者がかわいそうと騒いでいました。最初に日本の法律体系を学べば、そんなことにはならなかったことでしょう。後に刑法など他の法律がたくさんあることを知って安心していました。そのような妻でも合格できたのは、後述するように、東京法経学院との巡り合いがあったからです。

 

●市販テキストと問題集の取り組み方

 テキストを理解して問題集に取り組むことが試験対策の中心になったので、そのことについて述べます。

 テキストを理解できたと思ったときに過去問に取り組みましたが、どの科目でも同じ論点や判例が繰り返し出題されていることに気が付きました。過去問での問われ方は様々でも、答えるのに一つの条文や判例知識で足りることが多々ありました。間違えた問題の解説欄にテキストの該当するページ数を書き込み、テキストにはその部分をマーカーで色をつけ、問題集のページ数等を書き込んでいました。そうすることでテキストのマークされた部分を読んで復習し、過去問で問われ方を確認することができます。主要 3 科目は 5 年分の過去問を7回ほど解きましたが、この方法が自分に合うやり方でした。ただ、公務員試験向けの教材を使用していたため、商法・会社法や足切り点がある一般知識の対策が不十分でしたし、行政法は地方自治法など公務員試験のテキストでは補いきれない点が多くありました。それでも公務員試験用の市販の教材を使っていた理由は、安価でかつ講義動画を視聴できたことにあります。最も対策に苦慮したのは商法・会社法です。市販のテキストや問題集自体が書店に並んでおらず、講義動画もありませんでした。

 

●始めから受講していれば・・・。東京法経学院の教材を使用しての取り組み方

 今振り返ると、始めから東京法経学院の行政書士講座を受講していればよかったです。試験を 3 ヶ月後に控えた 8 月にモニターキャンペーンに当選し、翌年度向けの講座を受講させていただきました。行政法、商法・会社法、憲法の基本書と過去問マスター DX、提出課題(不合格だったらと思い、翌試験用にと提出はしませんでした)を利用しました。

 特に良かったのはテキストです。どの科目も非常によく内容がまとまっていて読みやすかったです。講義動画が視聴できる市販のテキストは限られたものしかなく、それを無理して使い続けていたため、非の打ち所のない教材にようやく出会えたと感じました。過去問で間違えた箇所をテキストにマークしていたので、白黒でシンプルに作られていたことも気に入りました。また、講義動画をダウンロードできることが自分にとって最大の魅力です。Wi-Fi環境のある自宅でスマホに映像をダウンロードし、いつでもどこでも勉強できました。特に、通勤が地下鉄利用のため、通信量を気にせずに通信状況が悪くても視聴できるのはとても助かります。試験前 3 ヶ月だったので、夫婦でテキストを取り合いながら勉強しました。私の場合、そのときすでに基礎力がついていたように感じたので、復習するような感覚で講義を視聴し、テキストは苦手な箇所と試験に出そうな箇所に絞って読み込みました。始めから受講していればこのように遠回りをせず、勉強に集中できたと思います。

 

●夫婦で勉強方法に違いが

 私は先述したとおり、テキストと過去問を繰り返し解き、間違えた箇所をテキストで確認しましていました。特に過去問と公務員試験用の問題集を何度も解きました。一方で妻は過去問を繰り返すのは非常に苦痛だったらしく、講義動画を見た後に過去問マスター DXと提出課題の問題を一度だけ解き、理解できなかった所をテキストに戻り復習していました。私は毎日ほぼ欠かすことなく勉強していましたが、妻は慣れない法律の勉強に脳が悲鳴を上げて、 1 週間から 1 ヶ月ほど間を開けることが何度かありました。しかし、家事の最中に講義動画をBGM代わりに流したり、夕食の時など問題を出し合ったり、何とか勉強を続けることができました。適度な気分転換を図ることも重要だと思います。人それぞれ勉強の方法が異なるようですので、自分に合った復習方法を模索してみると良いかもしれません。

 

●直前期から試験当日まで

 試験の前に模試も一度だけ受けました。試験の雰囲気に慣れておくのと、実力を測ってみようと思ったからです。様々な年代の人がいる中で 3 時間集中して問題を解く訓練になりました。試験日が近くなると食事で生ものは控えるようになりました。直前期だからといって無理せず、試験前日まで普段通りの生活と勉強を心がけました。勉強では、記述対策の問題集を取り入れましたが、他に変わったことはしませんでした。

 試験日は何があっても大丈夫なように軽食を持参し、早めに家を出ました。万全の準備をして早め早めに行動したのがよかったのか、当日はそれほど緊張しませんでした。試験では最後の1 分 1 秒まで諦めずに全力を出し切りました。そして試験終了後は思ったより体力を消耗していたように感じましたが、開放感にあふれていました。

 

●試験結果とこれから挑戦される方に向けて

 私は自己採点の結果が記述抜きで180点だったので、一安心しましたが、妻は合否が記述の採点結果にかかっており、半分諦めて、「来年頑張る」と言っていました。結果が届き、私は択一式が180点、記述が28点の208点で、妻は択一が152点、記述が46点の198点で合格しました。私は記述の採点が思ったより伸びなかったので、そこでもう少し点数を稼ぎたかったです。妻は記述で点数が取れたことが信じられないと言っており、頭に浮かんだ言葉(寺本先生の講義映像が浮かんできたようです)を全て解答用紙に記入したのがよかったのだろうと言っていました。これから挑戦される方には東京法経学院のweb通信講座を特におすすめしたいと思います。合格に必要な教材は全て揃いますし、講義動画もダウンロードできるのでやる気さえあればどこでも勉強できます。合格に必要な知識がまとまっていて、丁寧な講義が受けられるのが大きなメリットです。

 振り返れば一年を通し平均して、毎日 2 ? 3 時間勉強しました。戦略を立てて、諦めずに取り組めば、合格できる試験であると実感しています。合格して大きな自信になりましたので、チャレンジする価値があると思います。