Q.試験を目指した理由・契機
土地家屋調査士の資格取得を目指したきっかけは、パートをしていた不動産屋の社長の勧めでした。当時宅建を取得したばかりの私に勉強が苦ではないならと提案してもらい、その時初めて土地家屋調査士という仕事を知りました。詳しく調べると、座って事務作業をする時間と外で作業する時間がどちらもあるのは魅力的だと思いました。また独立開業でき、仕事と家庭を両立し自分のペースで働くことができると思い受験を決意しました。
Q.東京法経学院講座を受講しようと思ったきっかけ
子育てをしながら資格の専門学校に通学することは困難だったので、通信教育一択でした。複数の学校から東京法経学院を選んだのは合格実績が高く信頼できたことと、基礎講座と答練がすべてセットになったプランがあり、合格までの道のりがイメージしやすかったためです。過去問や六法もセットでついてきたので、とにかく送られてきた教材をこなすだけでよく、効率的に勉強を進めることができたと思います。
Q.学習するうえで工夫したこと
土地家屋調査士試験の勉強を始めると決めた日から試験日まで毎日勉強をしました。勉強時間のノルマなどは決めず、5分でも集中して勉強する時間を作りました。毎日勉強していると復習に費やす時間が短くなり、新しい知識を吸収しやすくなると思います。
択一式では間違えた問題はすべて六法を使って条文を確認しました。その時に確認した条文には蛍光ペンでラインを引き、同じページの既にラインを引いている条文や前後の条文にも目を通すようにしました。
記述式ではケアレスミスをなくすため、間違えた個所をノートに書きだし暗記するまで何度も見返しました。その結果問題を解くときに以前間違えた個所や勘違いした箇所に気づくことができ、注意して解答することができるようになり、ケアレスミスが激減しました。
Q.受講講座を受けての感想、良かった点はどんな点ですか?
通信講座だったので自分のペースで何度も受講できるところがよかったです。先生の授業は本当に奥深く、学習が進むたびに新たな発見があるため、私は最低3回は視聴したと思います。また授業のノートはテキストに載っていない大事なことがまとめられているため、テキストだけでなくノートも定期的に見返すことをお勧めします。
答練は毎回順位を出してくれていたので、自分がどの程度できているのか参考になってモチベーション維持につながりました。また答練の解説が非常にわかりやすく、特に記述は問題文の読み方を教えてくださったため、読み間違いを防ぎスピードアップにつながりました。
Q.学習時間はどのように作っていましたか?
子供と過ごす時間は削りたくなかったので、パートの時間を減らしてその時間を勉強の時間に当てました。また、朝パートに30分早く行き前日の復習をすることを習慣にしました。 夜は子供たちが寝るまでに家事をすべて終わらせ、寝た後は携帯を触りたい気持ちを抑え、すぐに勉強を開始しました。休日は子供と遊ぶことに集中し、試験のことは考えないようにしてリフレッシュすることで、適度にストレスを発散できてよかったと思います。また日中子供とよく遊び満足させることで、早く寝てくれて、その後の勉強時間も確保しやすかったと思います。
Q.わからない箇所があるときはどうしましたか?
質問票で直接質問したり、同じような問題を探して解答を見比べたりしました。質問票に記入するときは質問事項をできるだけ具体的に記入し、テキストや講義を参考にして正しい言葉で伝えられるように気を付けました。時間はかかりますが、調べる作業をしているとわからない箇所が明確になり、先生の回答も理解しやすくなるので良かったと思います。
択一問題は同じような問題を集めて解答を見比べると、ほかの問題の回答に答えがあったり、同じ条文でも出題の言い回しの違いを確認できるので良かったと思います。
Q.モチベーションはどのように保っていましたか?
気分が乗らない時でも、とにかく椅子に座って机に向かいました。私は座標計算が好きだったので、まず計算問題を5分だけしようと思い問題を解き始めます。計算問題をするためには問題文を読まなければならず当然5分では終わらないので、気が付くと30分ぐらいはたっています。その頃には勉強モードに切り替わっているので他の勉強も進めていきます。
また、この問題ができたらおやつを食べるなどのご褒美を決めておくこともよかったと思います。私はチョコやアイスが好きだったのでよく食べていました。ただし食べながら勉強すると勉強にもご褒美にも集中できないので、必ず休憩時間に食べて切り替えるようにしていました。
Q.次の目標はありますか?
土地家屋調査士として経験を積んでいきたいと思います。子供たちがまだ小さいので、自分の好きな仕事をしながら、家族との時間も大切に生活できるよう工夫していきたいと思います。