Q.試験を目指した理由・契機
キッカケは友人の一声でした。大学卒業後、製造メーカーに就職し14年勤務していましたが、コロナの影響で経営状況が悪化し先行きが不安で転職を考えていましたが、家庭もあり、年齢も30半ばを過ぎ、新しい事に挑戦するにはリスクが大きいと感じていました。そんな矢先に土地家屋調査士として独立していた友人から「人手が足りないから一緒に仕事してみないか?」という一声から始まりました。
まずは、初めて聞く【土地家屋調査士】という資格について自分で情報を集め、友人からの話を聞き、独立開業も出来て、食べて行くには困らない資格である!と、その後、友人の会社へ転職を果たし土地家屋調査士の補助者として働きながら資格習得を目指す事を決意しました。
Q.東京法経学院講座を受講しようと思ったきっかけ
まず独学で勉強をしようと思い書店で東京法経学院の出版する過去問マスターを購入し学習を始めました。しかし、自分の考えが甘かった事にすぐに気づかされました。法学の勉強も今までしたこともなく、大学卒業後も勉強するという習慣を行って来なかったという大きなハンデを抱えながら、相対評価でもある土地家屋調査士の資格試験に生き残るにはあまりにも無謀であると確信しました。 そこで友人から東京法経学院の講座を受講することを薦められ、家計に負担をかけまいと、返金お祝い制度がある総合コースを受講し、必ず一発合格してみせるという意気込みのもと、受講を決めました。
Q.学習するうえで工夫したこと
全体像を掴むことが大事であると聞き、わからなくてもその場は立ち止まらず、とりあえず1週を目標に視聴を進めました。
進めた順序は不動産登記法(土地)→(建物)→(区分建物)→民法→土地家屋調査士法でした。1週目を終えた達成感とは裏腹に、2週目に差し掛かっても思うように理解できず、この先学習を続けていく上で不安と焦りを覚えました。この学習方法は自分には合っていないと思い、次に取り組んだのはインプット→アウトプットのサイクルでした。中でも合格ノートに対応した問題集(一番お世話になりました)を使っての学習がかなり効率的でした。
Q.受講講座を受けての感想、良かった点はどんな点ですか?
解説動画視聴で基礎をしっかり学ぶことができ、問題集でアウトプットも行える。わからなければ、何度でも振り返って視聴できるので、自分のペースで学習を行えるところが良かったです。
また通学の答練においては、本試験のように限られた時間の中で実際に問題を解くという練習を日頃からさせて頂き、内容もとても幅広く、様々なパターンが出てくるので、飽きることなく毎回新しい刺激と知識を得る事が出来たことがとてもプラスになりました。
Q.学習時間はどのように作っていましたか?
当初勉強時間は終業後帰宅し、夕飯とお風呂を済ませ、22時〜24時までの時間に行っていました。時間にして2時間ですが、現場仕事の日などは疲れている為、集中力を持続できず、充実した2時間を確保することは難しいことが多々ありました。
そこで、朝勉を取り入れ、学習時間を朝5時〜7時の2時間と22時〜23時の1時間で行うようにしました。主に朝は記述の申請書を、夜は択一の過去問、土日に求積をやり込むというスタイルでメリハリをつけて学習を進めていきました。
Q.わからない箇所があるときはどうしましたか?
問題集の解答を見ても理解できないときは、部分的に講座の視聴を行い知識の補填を行いました。上記の方法でも解決しない場合は、通学講座に通っていた為、講座終了後に担当講師の方が質問等に答えてくれるので、その場を活用させて頂きました。
Q.モチベーションはどのように保っていましたか?
まず答練、公開模試の結果に一喜一憂しない。
また計画していた通りに学習が進まなくても心配しない。本試験で実力を発揮できれば大丈夫。と自分に言い聞かせモチベーションが下がる要因を減らすようにしていました。
実際下がることも度々ありましたが、合格したい!2年目も受験したくない!という思いが強かったので、モチベーションもすぐ回復しました。
休日などは勉強の合間に筋トレで体を動かしたり、子供とゲームをしたりとプライベートも楽しみつつ受験生活を過ごせたのが結果良かったと思います。
Q.次の目標はありますか?
現在、土地家屋調査士事務所で補助者として勤務していますが、しっかりとした知識と技術を身に着けて、2,3年後には登録を目指して日々精進していきたいと考えています。その他、行政書士の資格にもチャレンジして調査士を登録するまでに取得したいです。