資格

測量を効率化!土地家屋調査士のドローン測量とは?


Uav,Drone,Pilot,Flying,And,Gathering,Data,Over,Country,Farm

近年では、測量にドローンを使った「ドローン測量」を導入している土地家屋調査士も増えているようです。

今回は、ドローン測量とはどのようなものか、ドローン測量を導入するメリットとデメリット、そしてドローン測量に必要な資格について解説していきたいと思います。

ドローン測量とは?

ドローン測量とは、名前の通りドローンを活用して行われる写真測量です。
ドローンを活用することで、従来の手法よりも格段にスピーディーに測量を実施することができます。

住宅密集地での導入はまだまだ難しいものの、宅地造成や開発事業の際や公共測量などにおいて、導入されることが多くなっています。

ドローン測量のメリット・デメリット

<ドローン測量のメリット>
1.測量の効率化
ドローンの導入により、広大な土地でも効率的に測量を行うことができます。

2.立ち入りが出来ない場所の測量ができる
森林や沼地、農地など人が立ち入るのが難しい場所の測量も行うことができます。

3.3D測量が簡単
3D測量(3次元測量)で測量データを取得することで、3Dデータを施工に役立てることができます。

<ドローン測量のデメリット>
1.風や雨での作業に弱い
風や雨のなかでは、ドローン測量を行うことが困難となります。

2.バッテリーに制限がある
バッテリーに制限があるため、広大な土地を測量する際には、バッテリー切れとならないよう注意が必要です。

ドローン測量に必要な資格

ドローン測量を実施するに際し、ドローン操縦に係る特別な資格は必要ありません。

資格や免許がなくてもドローン操縦はできますが、ドローンを安全に飛行させるために必要とされる知識を習得するために、民間団体がドローン操縦技術や空の基本的なルールについて講習を行っています。

ルールを守って安全にドローンを操縦するために、講習を受講し技能証明書を所持しておくとよいでしょう。


Farmer,Flying,Drone,To,Survey,Crop,In,Field

ドローン測量を導入するメリットとデメリット、そしてドローン測量に必要な資格について紹介いたしました。

近年ドローン測量は、さまざまな場において測量の新たな手法として導入が進んでいます。

現在すでに土地家屋調査士として活躍されている方だけでなく、土地家屋調査士を目指して資格勉強をしているという方についても、土地家屋調査士の資格取得と合わせてドローンの操縦についても証明書を取得しておくことで、仕事の幅が広がるでしょう。

コラムの運営会社

東京法経学院

株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。