資格

土地家屋調査士の口述試験とは? 内容や合格率を照会


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土地家屋調査士の「筆記試験」の後には「口述試験」が存在するのをご存知でしょうか?
土地家屋調査士の筆記試験に合格するだけでなく、口述試験に通過してはじめて、晴れて土地家屋調査士として働ける資格を得られます。
しかし、土地家屋調査士の口述試験についてはあまり知られておらず、対策がおろそかになっている人もいるかもしれません。

間際になって慌てることのないよう、土地家屋調査士の口述試験についても出題内容や合格率などを確認しておきましょう。

土地家屋調査士の口述試験とは?

口述試験は、筆記試験に合格した人を対象に、土地家屋調査士としての能力や品位が備わっているかどうかを試される場です。
身なりや態度を見て土地家屋調査士として働くのに相応しいかどうかを、面接官によって判断されます。
特に服装について指定はありませんが、社会人のマナーとしてスーツの着用が望ましいでしょう。

受験生が一人ずつ部屋に入り、口頭で出題される質問に対して、口頭で説明をする必要がありますが、落とすための試験でありませんので、落ち着いて丁寧に対応しましょう。
また、土地家屋調査士としての品位を持って臨むことが大切です。

土地家屋調査士の口述試験の内容

口述試験の試験にかかる時間は15分、問題数は15問ほどです。
出題される内容は筆記試験が合格出来れば答えられるものばかりですが、筆記試験が終わってから口述試験までに3か月ほどありますので、口述試験前に復習しておくとよいでしょう。

実際に出題されやすい問題は、「土地家屋調査士法第1条と第2条」で、毎年高確率で出題されています。
条文の内容について口頭で説明できるよう、何度か声に発して練習しておくとよいでしょう。

東京法経学院の口述試験受験対策資料には、「口述試験問題データベース」という過去問集があるので、2,3回読み直しておくと、対策として効果的です。

土地家屋調査士の口述試験の合格率


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土地家屋調査士の口述試験の合格率は、公式には発表されておりませんが、ほぼ100%だと言われています。
ただし、欠席はもちろんのこと、わずかでも遅刻してしまったり、質問に対して沈黙が続いてしまったりすると不合格となるので注意しましょう。

筆記試験に合格していれば、口述試験へは最大で2回まで受けることができます。
合格発表は翌月(2月)の3週目頃に、法務省のホームページや法務局にある掲示板にて確認することができます。

コラムの運営会社

東京法経学院

株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。