Q.試験を目指した理由・契機
以前から地図に興味があり、測量士補の資格を取ろうと考えていましたが、当時は仕事が忙しく、受験の機会を失っていました。その後、庭に作業小屋を建てるときに、第2種電気工事士の資格を取り、それと機会に、次々といろいろは資格を取り、いわゆる資格マニアのようになっていました。
そして、一昨年仕事を完全リタイヤして、時間ができたので、測量士補の試験を受け、合格しました。欲が出て、上位資格である測量士の資格もとろうとして
、今回受験の運びとなりました。
Q.東京法経学院講座を受講しようと思ったきっかけ
測量士補と違って、参考書が少なく、ネットで調べると東京法経学院で、測量士のテキストを知り、購入し、昨年9月から学習をはじめました。ところが、測量士補とちがって、数学も行列や、偏微分など高度な数学も必要となること、また、疑問点もいろいろと出てきて、何か講座な無いかと探していたところ、東京法経学院で、測量士の講座があることを知り、10月に入校することになりました。
この講座は、20講座あり、1講座2時間で合計40時間以上視聴できること、また、3回の質問ができること、過去問や、提出課題および添削があり、また受講料も比較的リーズナブルでありこの講座に決めました。
Q.学習するうえで工夫したこと
計画的に学習することにこころがけました。
9月から11月まで、テキストの熟読と、要点のまとめ、10月からは講座の視聴もはじめ、12月には択一式を7年分解き、正答率(5割〜7割)と弱点を知り、弱点の補強を行いました。この間平行して、数学(行列、偏微分、三角関数)の学習も行いました。1月には択一式の過去問を3周して、正答率をあげました。(8割〜9割)2月に提出課題の提出で実力を把握(正答8割〜9割)し、次に
記述問題に取り組みました(正答率3割から4割程度)。選択問題は、N03(地形測量写真測量)、N05(応用測量)に決めました。
記述式の正答率が低くて少し不安になり、記述のキワードの理解、穴埋め問題の記憶に努め2月末に正答率が8割程度まで上げ、3月には記述式の提出課題を出し、(正答率8割程度)まであげることができました。
4月から5月は択一式と記述式を交互にやり、択一式の正答率は9割〜10割、記述式は8割〜9割まであげることができました。
Q.受講講座を受けての感想、良かった点はどんな点ですか?
講座を視聴するというのは、なにか、講師の先生が見守ってくださるような、安心感があること。また、先生はここは出る、ここは出ないとはっきりおっしゃるので、無駄なく効率的に学習することができます。
また、わかりにくいところは何度も視聴できるし、再生速度を上げて効率的に視聴できることも利点です。提出課題の記述式は、講師の先生が採点してくださるので、過去問のように、自己採点ではなく、試験管の目で採点していただけるのも利点でした。
Q.学習時間はどのように作っていましたか?
リタイヤしているので、毎日4〜5時間程度学習できました。
参考までに、他の資格試験の例ですが、現役の時は通勤の電車の中で暗記や、選択問題の学習は毎日学習できます。
記述問題は、電車ではできないので、土から日に数時間はできると思います。
私の場合、測量士補の学習時間は200時間程度だったように思いますが、測量士は600時間以上学習したように思います。
大学ノートは、要点まとめや過去問を解くために30冊以上使いました。若い人は記憶力の大きいのでそんなに学習する必要は無いと思いますよ。
Q.わからない箇所があるときはどうしましたか?
疑問点は、貴講座に質問ができること、その他、ユーチューブなども参考にしました。 本当はもっとたくさんあったのですが、たとえば、記述式の地図編集の面積を求める問題や タイルの問題(数学的に解くんでしょうが特殊な問題でよく分からなかったです。)は分からなかったのですが、地図編集はそのため選択しませんでした。これ正解です。
Q.モチベーションはどのように保っていましたか?
やはりお祝い金制度はモチベーションあがりますね。別の資格試験の場合、合格して、受講料の半分(10万円)が戻ってきました。
測量士は測量士補よりも上位資格で、合格したときの喜びのイメージを浮かべることが大切なんじゃないでしょうか。実際合格しても、所詮ペーパー測量士で、プロとして責任ある測量士の苦労を考えたら、試験勉強なんかたいしたことないんじゃないでしょうか。
測量士は数学的な意味では私が今まで取得した資格(気象予報士、甲種危険物取扱者、第2種電気工事士など)の中で最も難関な資格でした。小学校(四則計算)、中学校(解の公式)、高等学校(三角関数、指数関数)、大学(行列、偏微分)と数学を学習しましたが、この試験でその勉強を活かすことができました。
Q.次の目標はありますか?
もう年なんで、就職は難しいとは思いますが、何か測量士の資格を活かしたことをやってみたいと思っています。