Q.試験を目指した理由・契機
仕事で不動産の売買に携わることがあり、土地や建物の登記を目にする機会が増えたものの、分からないことばかりでもやもやしていました。また測量会社ともやりとりすることが多く、土地の座標値について、また不動産の登記について自分の知識として知っておきたいという思いが強くなったのがきっかけでした。また一級建築士を取得済みであったため、午前の試験が免除になると知り、短期間での合格も可能かもしれないと感じ、受けることを決意しました。
Q.東京法経学院講座を受講しようと思ったきっかけ
令和4年度の過去問を見た際に、測量や不動産登記の基礎的な知識がない中で登記申請書の書き方等を独学でするのは難しいと思い、資格学校に行こうと思いました。数ある学校の中でも東京法経学院の合格者数の実績が圧倒的に多く、先生の評判も良さそうだったため、当校に決めました。また通信講座と通学講座のハイブリッド講座があったため、自分のレベルとペースに合った学習の進め方ができると思ったことも決めてのひとつでした。
Q.学習するうえで工夫したこと
周りに流されず、自分に足りていない部分を常に意識するようにしました。そのため応用問題にチャレンジするよりも、配布された教材を何度も解きなおし、土地家屋調査士六法を読み込むことによって基礎を徹底的に固めました。記述問題については受講したその日のうちに復習し、1週間後、1か月後の計3回解き直し、完璧な答案作成を意識しました。通学講座で答案が返ってくる際には点数を気にせず、何ができなかったのか、そして何を学習すれば同じミスをしないように済むのか自分なりに分析をしました。
Q.受講講座を受けての感想、良かった点はどんな点ですか?
通信講座は講座数が多くてこなすのが大変でしたが、自分のペースで進められた点がよかったです。また得意としていた計算方法の解説講座についてはあまり時間をかけずに受講することができ、自分のレベルに合う学習ができました。
通学講座については毎回先生が丁寧に添削してくださり、赤ペンだらけで返ってきたとしても自分に足りていない部分が明らかになることで、学習の方向性がよく見えて前向きに取り組めました。
また最新の法令に基づいたテキストが配布され、過去問の解説も最新の法令に刷新されており、安心して教材を解くことができました。
Q.学習時間はどのように作っていましたか?
仕事終わりに比較的に時間を確保できる環境にあったため、平日は最低3時間、休日は図書館等で6時間以上勉強しました。六法を持ち歩くことは現実的ではなかったため、スマホに苦手な箇所・よく間違える部分のメモを残す習慣をつけ、通勤中に見返したり、思い出したりするようにするだけにとどめました。時間が長くとれるときは記述問題を集中的に解き、その他の時間で択一問題を反復的に解きました。そうすることにより択一も記述もバランスよく対策ができました。
Q.わからない箇所があるときはどうしましたか?
通信講座でわからないことがあった場合は質問票を郵送して提出していました。返送されるまでに時間は要しましたが、確実に疑問点が解消されたため大変助かりました。通学講座の際はその日の授業で疑問に思ったこと、また自習中に解説を読んでも分からない箇所をピックアップし、授業終わりに先生に質問をするようにしました。「今日は何を聞こうか」を整理すると、自然と授業にも集中でき、よく聞いておくべきポイントが分かるようになりました。
Q.モチベーションはどのように保っていましたか?
資格を取れば自分の将来の選択肢が増える!という意識は大きなモチベーションになりました。土地家屋調査士になれれば開業も夢ではないため、自分の可能性を広げてくれる資格だと思います。
また一発合格で受講料が全額返金されるコースに申し込んでいたため、「絶対今年受かる!」という負けない気とやる気が生まれ、試験直前の時期は追い込みを頑張れました。決して安くはない自己投資だったため、このようなコースが用意されていることはありがたかったです。
Q.次の目標はありますか?
土地家屋調査士の資格取得を通して得た知識を仕事で活用したいと思っています。今までわからなかった用語が早速分かるようになり、登記するのに必要な手順を理解できるようになったため、嬉しく思います。
今後は不動産のプロになるためにも機会があれば不動産鑑定士の取得を目指したいです。将来的に自分で建物の設計・登記・取引をワンストップでできるような事務所を開業したいという夢を抱いているため、目標に向かって実務経験を含めいろいろな経験を積みたいと思っています。