合格者インタビュー|>〜基礎のたたき直しから応用力を身に付けられる答練まで〜受けることができる点が魅力でした。|土地家屋調査士試験|東京法経学院





土地家屋調査士 合格体験記・合格者インタビュー

〜基礎のたたき直しから応用力を身に付けられる答練まで〜受けることができる点が魅力でした。

プロフィール合格者インタビュー

 プロフィール

 上原 巧也 さん

 


 合格者インタビュー

Q.試験を目指した理由・契機 

  私は父がしている土地家屋調査士という仕事内容を全く知りませんでした。自営業で、祖父と測量の仕事をしているなというくらいの感覚だった為、父や祖父がやっている土地家屋調査士が具体的にどういう仕事なのか説明することが出来ませんでした。
  そんな中、私は大学で法学部に進学し、司法書士という仕事を知り、土地家屋調査士が司法書士と両輪の仕事だと知りました。ただ結局、その時は資格を取ろうと決意することなく、おじいちゃん子だったこともあり介護関連の会社に就職しました。   
 生前祖父から根無し草にならないようにしっかりと地に足のついた仕事をしなさいと言われていた影響もあって、就職活動の中で介護関連の仕事は社会性や今後の成長分野という意味でもやりがいが持てる仕事だなと思うと同時に祖父の言葉にもあてはまる仕事だなと感じていました。 その後祖父が亡くなり、前職で色々な経験を積んでいく中で、ふと祖父の「根無し草にならないように」という言葉が頭をよぎりました。   
  ちょうど、そのタイミングで父親が体力面を考慮して、そろそろ業務の縮小をと考え始めていた時期でもあり、ここで祖父が始めた土地家屋調査士業を途絶えさせてしまうのはとてももったいないなと思ったと同時に、挑戦するなら今しかないなと思い始め、改めて土地家屋調査士の仕事に興味を持ちました。 父に相談し、土地家屋調査士として後を継いでいきたいという話をした時、「本気でやるなら応援する」という言葉をもらいました。また継ぐと言った時の少し嬉しそうな顔を見て、より一層気持ちが固まり、「私も土地家屋調査士になろう!」と強く思ったのが、試験を目指した理由です。

 

Q.東京法経学院講座を受講しようと思ったきっかけ

 2023年度の土地家屋調査士試験は3回目の受験でしたが、1年目は他社のアガルートさんで勉強を始めて、2年目は他社のLECさんの答練を受けました。  
 3年目は基礎や応用力はある程度身に付いた感覚はありましたが、改めて違う角度から基礎を学び直したいと思い、土地家屋調査士試験の予備校では1番の老舗である東京法経学院さんの受講を決めました。   
 講座は「新・最短合格講座」を選択しましたが、合格ノートや過去問マスターなどの教材にも定評がありましたし、基礎のたたき直しから応用力を身に付けることができる答練まで受けることができる点が魅力でした。またこの新・最短合格講座は「合格者全額返金お祝い制度」対象の講座でもあったので、今年必ず合格を勝ち獲るんだ!という強い後押しにもなると思ったからです。  

 

Q.学習するうえで工夫したこと

 基礎を改めて徹底したいと思っていたので、答練が開始する4月までの2、3月の2ヶ月間は過去問等の問題は一切やらずに、合格ノートを使用したテキストのインプットのみを徹底しました。   
  答練の択一では、全肢を読み、不正解肢であればここの文言がこうだったら正解になると考えながら解答する訓練をしました。また答練が開始してからは、基本的には答練の復習に時間を充てました。択一は解説を読みながら、そこに出てくる条文は全て調査士六法を活用して該当条文や周辺の条文を読むように徹底しました。1、2年目は六法を活用することがなかったので、3年目はとにかく六法を読み込み、大まかですが、この解説なら不動産登記法〜条だなと頭に出てくるまでになりました。   
 またテキストには記載されているけれど、まだ過去問等では問われていない論点や答練などで不正解肢でもここがこうだったら正解肢になるなという肢をピックアップして、オリジナルの問題を随時作成しました。他にも答練で間違えた肢や間違えなかったが難しかった肢だけをピックアップして、スマホに記録しておいて、直前期の10月に入ったらその肢だけを繰り返しました。

 

Q.受講講座を受けての感想、良かった点はどんな点ですか?

 基本書となる合格ノートや過去問マスター等の過去問演習用のテキストの量に最初は圧倒されましたが、基礎から応用力を身に付ける上では最適な講座だなと思いました。また実戦答練、全国模試、ハイレベル模試と答練の回数も多く、たくさんの新しい問題に触れることが出来たのがよかったです。  
 特にハイレベルVロードからの答練は択一も非常に難しく、記述も近年に則したような長文問題が多く、さらに一歩追い込むのに適した内容だったなと思います。  
 最新の調査士六法三角定規が付属していたり、過去問マスターも改訂版を後から送付してくれたり、充分過ぎるくらいの内容量だと思いました。あとはやはり、当該講座が「合格者全額返金お祝い制度」の対象であることが、一番のやる気アップに繋がったと思います。

 

Q.学習時間はどのように作っていましたか?

 平日は休憩時間などに自分で作成したオリジナルの問題や2年目までの答練や過去問等で難しかった問題などピックアップしたものがあったので、それをやり暗記作業をしていました。 また六法の条文から穴埋め問題なども作成して、覚えたりもしていました。     
  過去の傾向から夜型の部分がありましたが、なるべく早く寝て、朝起きて勉強する時間を確保するように努めていました。休日は2時間勉強したら、15分は必ず休憩を取るようにして、集中力を持続するようにもしていました。また勉強途中に睡魔に襲われたら、それに抗ってダラダラを勉強するのではなく、10分間など時間を決めて、さっと寝るようにもしていました。

 

Q.わからない箇所があるときはどうしましたか?

 質問制度があったので、そちらを活用することが数回ありましたが、私は4月からの答練を通学で行っていたので、答練を日曜に受けた後、復習する中で疑問点が出てきた箇所には付箋を貼り付けて、次の答練で教室に出向いた際の休憩時間や解説講義が終わった後に内堀先生と山井先生に直接質問をして、疑問を解消していました。  
  あとは基本的には今年は六法を活用することを心がけていたので、六法の条文や判例をよく読み込み、自分の疑問点を理解するようにしていました。また疑問点についても、果たしてこれは本試験で本当に必要となる疑問なのかどうか、深入りし過ぎてはいけいない疑問ではないのかと自分でもよく考えるようにはしていました。

 

Q.モチベーションはどのように保っていましたか?

 択一も記述も基準点に達しており、1回目が2点、2回目が1点、合格点に届かず不合格でしたので、今年は0.5点足らず不合格となることがないように、とにかくミスをなくし、「合格を勝ち獲るんだ!」という強い意気込みで4月の答練から緊張感を持って臨んでいたので、それがモチベーションの維持になっていたと思います。 
 あと東京法経学院さんの答練は上位となると順位と氏名が掲載されるので、それも大きなモチベーション維持の一つでした。またX(旧Twitter)上での他の受講生や予備校の先生方の勉強等に対する前向きなポストなども、自分もがんばろうと思えるモチベーション維持の一つだったなと思います。

 

Q.次の目標はありますか?

 まずは土地家屋調査士法第1条に掲げられている不動産の表示に関する登記及び土地の筆界を明らかにする業務の専門家として、祖父や父のように地域の皆さんから信頼される調査士を目指すべく日々の業務を確実に行い、実務や業務に関する法令等の知識向上等の研鑽を重ねていきたいと思っています。そして近いうちには父の事務所を引き継ぎ、3代目として様々な責任や義務をしっかりと継いでいき、より一層地域に根付いた事務所となるように精進していきたいと考えています。 
 また全く他職種の業界で約14年間勤めており、30代後半から土地家屋調査士の勉強を始め、現在に至りますので、勉強する習慣がついている今こそ、登記の両輪の内の一つ「権利に関する登記」を扱う司法書士の資格を取得する挑戦をしたいと考えています。「表示に関する登記」と「権利に関する登記」との両方の登記をワンストップで行い、業務の幅を拡げていけるような事務所にもしていきたいなと考えています。